富士山世界文化遺産構成資産。この2つの湖は富士山の火山活動によって形成された堰き止め湖で、共に富士五湖に属しています。16世紀後半に長谷川角行が記したとされる文書には、角行が沐浴した湖として山中湖と河口湖の2つが記されています。また、1733年に書かれた「三十一日御巻」には、食行弥勒（富士講の開祖）が沐浴の地として8つの湖を挙げています。この8つの湖のうち、山中湖と河口湖は富士五湖の一部として、現在も沐浴の地として残っています。山中湖は富士五湖の中で最大の湖で、空から見ると鯨のような形をしています。標高が高く水深が比較的浅いため、冬には完全に凍結します。冬にはワカサギの氷上釣りが楽しめます。自然美と景観に恵まれたこの地域には、多くの日本人が別荘を構えています。水上スポーツや自然の中で過ごすための施設、美術館など、訪れる人を魅了する施設も充実しており、毎年多くの観光客が訪れています。